「何だか、すごく暖かいんです」
「それは、良いことをしたからだよ」
陽気なつばめと、悲嘆にくれた王子の像との、ひと冬の交流を描いた名作。
皮肉屋オスカー・ワイルドの現代人へ宛てた皮肉が、二人の絆を悲しくも鮮やかにあぶり出す。
世界の人が涙した名作を、翻訳文の苦手な人でもすらすらと読め、本当に文章の意図がつたわるよう、読みやすい言葉に翻作した作品。
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【新訳PLUSシリーズとは】
海外の名作は、日本の作品とは全く違った、それぞれの地域でしか表現できない面白さが詰まっています。
でも、その翻訳独特の文体から、苦手意識を持ってしまう方も一部にはいらっしゃいます。原因としては以下の3つが主にあげられます。
1.すでに翻訳自体が古いため、読みづらくなったしまったこと。
2.原文を尊重するため、原文に近い文章構造になり、日本語として読みづらいこと。
3.訳者が原文の言語には精通しているが、日本語の文章構成に精通していないこと。
新訳PLUSシリーズでは、まずは日本語として読みやすく、初心者でもすらすらと読める文章にすることを心がけております。
そして海外文学ならではの、日本にはない魅力、または逆に、場所や時代が変わっても変わらない人間の真理というものを、すこしでも多くの読者の皆様に届けられることを目的としています。
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【著者紹介】
佐藤 大輔(さとう・だいすけ)
早稲田大学国際教養学部卒。
国内大手、海外大手出資のメジャーエンターテインメント作品の翻訳やローカライズ活動をメインに、インディーや海外共同プロジェクトなど、多数の翻訳作品を手掛ける。
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