「学校襲撃(School Shooting)」とは、学校を舞台にした「大量殺人(Mass Murder)」の一類型である。その標的は生徒や教師であることがほとんどだ。
「学校襲撃」の犯人は、当初は主に「頭がおかしいおっさん」だった。ところが、70年代辺りから「学校襲撃」の犯人は「頭がおかしいおっさん」から「ごく普通の若者」に変わって行く。その後、90年代に入ってからは「学校襲撃」は「イジメられっ子による報復」という傾向が顕著となった。
本書では「学校襲撃」の歴史を辿りながら、その全貌を明らかにする。「あとがき」では明るい未来の展望を提示したいところだが、それはなかなか難しい。
(本書『まえがき』より)
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