第1節では西洋音楽における拍子の考え方の由来,ポリリズムや変拍子,可変拍子の考え方について説明し,可変拍子の例として日本の童謡の「あんたがたどこさ」の楽譜例を示す。強拍,弱拍が単なる音の強さの関係ではないことも示す。
第2節では日本の拍子についての考え方を示す。三三七拍子は四拍子,手締めは二拍子,百人一首の読み手が四拍子で読んでいることから,日本人の拍子感覚が二拍子や四拍子に非常にマッチしていることを示す。また日本の民謡が有拍のリズムと無拍のリズムに分類できること,有拍のリズムは作業唄からきており,作業のテンポと重要な関係にあることを示す。六拍子のハンヤ節、ハイヤ節の話,そして球磨地区の三拍子の子守唄はどうして三拍子になったのかについて説を示す。
第3節では,MIDIのドラム音を確認するためのプログラム例,
第4節では,C言語でドラムパターンを演奏するプログラム例を示す。
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