<「 鼻 」について>
芥川龍之介の代表作の1つ。大きな鼻により自尊心が傷つけられている僧侶を通して、人間の本質を描く短編小説。
<本書の使い方>
本書は、お子様が原稿用紙に書き写ししやすいように、原稿用紙の升目スタイルを使って書かれてい
ます。文頭の一字下げなどのルールも守られています。対象学年を考慮して、通常は漢字表記のもので
も、ひらがな表記にしています。このため、大人が傍についていなくても、お子様一人で宿題を完了させる
ことができます。
また、感想文は3パターン掲載しています。お子様の性格や学年、学校から指定された原稿用紙の
枚数や、残された時間などをお考えの上、お選び下さい。
* 本書は、冒頭の説明は横書き、本文(感想文)が縦書きになっているため、ページめくりは「右開き
(縦書き用)」になっております。ご了承下さい。
** 発売期間限定となっております。
<本書「はじめに」より>
夏休みの宿題で、子供たちの嫌いな宿題No.1に輝き続ける「読書感想文」。
大人の方も、色々な思いがあるのではないでしょうか。
・ 今年は受験。夏休みも塾の合宿や特別講習、毎日夜遅くまで勉強。実際の休みなど数日しかない
のに、その休日に「読書感想文」なんて、可哀想でやらせられない。来年はちゃんとやるから、今年だけ
見逃して欲しい。
・ 毎年夏休みの終わりは子供と宿題の片付け。いつもケンカになり、泣き叫ぶ子供を押さえつけながら
「読書感想文」を書かせていると、親子の絆は大丈夫だろうかと心配になる。
・ 自分も子供の頃「読書感想文」なんて大嫌いだった。今だって文学作品なんか読まないけど、仕事に
は全く支障がない。あんなイヤな思いを子供にはさせたくない。
・ 子供の個性を大事に、とか言うくせに、夏休みの宿題は一律だ。ウチは理系一家。「読書感想文」よ
りも「虫の観察」の方が、個性が活きるんだ。
・ そもそも夏休みに宿題なんか出すな。勉強は学校のある期間に教えろ。休みは思いっきり遊ばせろ。
第一、学校できちんと「読書感想文の書き方」を教えていないじゃないか。
私自身、子供時代は「読書感想文」が大嫌いでした。どの本を選んだらよいか分からない(多くのお子
さんが、本選びでつまづき、行き詰ってしまいます)。何をどう書いたら良いのか分からない。とにかく原稿用
紙を決められた枚数だけ埋めなければならない。夏休み明けに提出しても、教師からはフィードバックも添
削指導も何もない。あの宿題に苦痛以外の意味があったのでしょうか?
しかし、今はこうして物を書く仕事をしています。子供時代に「読書感想文」が書けなくても、全く問題あ
りませんでした。
今年は簡単に済ませて、受験に集中したり、家族旅行に行ったりと、夏休みを有意義に過ごしませんか?
This site is safe
You are at a security, SSL-enabled, site. All our eBooks sources are constantly verified.