難しい本を読まなくてもすぐわかる印刷用PDFをラクラク作成する方法
印刷事故を起こさないPDFの作成方法をご存じですか?
〜Illustrator CS6の印刷用PDFの作成を詳細に解説〜
──────────────────────────────
印刷用のファイルフォーマットとして、PDFを使うのは当然の時代となりました。Illustratorでは従来のEPS形式で印刷用データを作成するより、PDFとして書き出す方がとても便利になっています。本書ではIllustrator CS6でドキュメントから印刷用PDFを作成するポイントをわかりやすく解説しています。
PDFで入稿するメリットには次のようにものがあります。
1 ファイルサイズが軽くなる
2 貼り込み画像の事前圧縮が不要
3 カラーマネージメントが容易
4 ネット入稿が簡単
ただそうはいっても、Illustratorから印刷用PDFを書き出すには、いくつか注意しなければならないポイントがあります。とりわけ、カラー設定、透明効果、ラスタライズ効果、オーバープリントなどは、適切な設定が不可欠です。印刷用ではカラー設定に印刷用のCMYKプロファイルを適用する必要があり、透明効果を分割・統合する場合はラスタライズとベクトルのバランスを「100」にしなければなりません。またドロップシャドウなどのラスタライズ効果もまた印刷用の解像度で書き出す必要があります。オーバープリントはトラブルを招きやすいので使わない方が無難です。
オブラットで印刷したとき、トラブルになりやすいポイントを取り上げて解説したものが本書です。そしてIllustrator CS6からのPDF保存に絞り込んで解説しています。
本書では新規ドキュメントを作成するときから、PDFとして書き出すまでの手順で注意すべきことと、PDF書き出し時のパネルで設定すべきことをできるだけわかりやすく簡潔に解説し、それぞれの手順を図版を多用して解説しています。
—目 次—
Illustrator CS6で作成する印刷用PDF・解説
Illustrator EPSのトリムマークとは
Illustrator PDFのトンボとは
印刷用ドキュメント作成の基本とは
■01 ドキュメントサイズを指定する
ドキュメントサイズを大きくしてトリムマークを付ける
アートボードサイズを仕上がりサイズにしてPDF保存時にトンボを追加
■02 ドキュメントのカラーモードを「CMYK」で作成する
新規ドキュメントで[カラーモード]で「CMYK」にする
ドキュメントのカラーモードを確認する
■03 [ドキュメントのラスタライズ効果設定]を指定する
[ラスタライズ効果]で「高解像度(300 ppi)」を選択を選択する
Illustrator CS6の[ドキュメントのラスタライズ効果設定]
■04 カラー設定をオンにしてモニタをカラーマネージメントする
カラー設定パネルで「プリプレス用 - 日本2」を選択する
■05 透明の分割・統合を設定する
編集メニューの[透明の分割・統合プリセット]で設定を開く
編集メニューの[透明の分割・統合プリセット]で設定をカスタマイズする
■06 塗り設定のみの直線は利用しない
[パスのオフセット]で塗り設定のみの直線
オブジェクトメニューから[パス—パスのオフセット]でオフセット値を指定
■07 フォントは埋め込み可能なフォントのみを指定する
PDFに埋め込めない「細明朝体」や「中ゴシック体」
ドキュメント内のテキストをアウトライン化する
■08 オーバープリントは指定しない
Illustratorでオーバープリントする方法
オーバープリント黒オブジェクトを白オブジェクトに変換する
■09 プロセスカラー印刷では特色は原則として使わない
スウォッチパネルから特色を作成する
スウォッチライブラリから特色を選択する
編集メニューの[カラー編集]でCMYKに変換する
■10 貼り込み画像はCMYK で貼り込む
PhotoshopでRGBをCMYKにする
画像の保存時はカラープロファイルを埋め込まない
■11 「Adobe PDF」保存でする[一般]設定
Illustratorから別名でPDFを保存する
[Adobe PDFを保存]で[Adobe PDFプリセット]と[互換性のある形式]を指定
■12 「Adobe PDF」保存でする[圧縮]設定
[Adobe PDFを保存]で画像を圧縮する
■13 「Adobe PDF」保存でする[トンボと裁ち落とし]設定
トリムマークでトンボを印刷する場合
PDF書き出し時にトンボを追加する場合
■14 「Azdobe PDF」保存でする[出力]設定
「プレス品質」出力パネルの[出力先]の設定
「PDF/X-1a:2001」を設定したときの出力バネル
■15 Adobe PDF」保存でする[詳細]設定
[プレス品質]詳細パネルのフォントの埋め込みの設定
[プレス品質]詳細パネルのオーバープリントと透明の設定
■16 「Adobe PDF」保存でする[セキュリティ]設定
[プレス品質]セキュリティパネルのセキュリティの設定
Illustrator CS6からオフセット印刷用PDFを書き出すために、是非手元においておきたい一冊です。作成時のポイントと書き出し時の設定を守れば、Illustrator CS6からの印刷用PDFの作成はけっして難しくありません。
印刷事故を起こさないPDFの作成方法をご存じですか?
〜Illustrator CS6の印刷用PDFの作成を詳細に解説〜
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印刷用のファイルフォーマットとして、PDFを使うのは当然の時代となりました。Illustratorでは従来のEPS形式で印刷用データを作成するより、PDFとして書き出す方がとても便利になっています。本書ではIllustrator CS6でドキュメントから印刷用PDFを作成するポイントをわかりやすく解説しています。
PDFで入稿するメリットには次のようにものがあります。
1 ファイルサイズが軽くなる
2 貼り込み画像の事前圧縮が不要
3 カラーマネージメントが容易
4 ネット入稿が簡単
ただそうはいっても、Illustratorから印刷用PDFを書き出すには、いくつか注意しなければならないポイントがあります。とりわけ、カラー設定、透明効果、ラスタライズ効果、オーバープリントなどは、適切な設定が不可欠です。印刷用ではカラー設定に印刷用のCMYKプロファイルを適用する必要があり、透明効果を分割・統合する場合はラスタライズとベクトルのバランスを「100」にしなければなりません。またドロップシャドウなどのラスタライズ効果もまた印刷用の解像度で書き出す必要があります。オーバープリントはトラブルを招きやすいので使わない方が無難です。
オブラットで印刷したとき、トラブルになりやすいポイントを取り上げて解説したものが本書です。そしてIllustrator CS6からのPDF保存に絞り込んで解説しています。
本書では新規ドキュメントを作成するときから、PDFとして書き出すまでの手順で注意すべきことと、PDF書き出し時のパネルで設定すべきことをできるだけわかりやすく簡潔に解説し、それぞれの手順を図版を多用して解説しています。
—目 次—
Illustrator CS6で作成する印刷用PDF・解説
Illustrator EPSのトリムマークとは
Illustrator PDFのトンボとは
印刷用ドキュメント作成の基本とは
■01 ドキュメントサイズを指定する
ドキュメントサイズを大きくしてトリムマークを付ける
アートボードサイズを仕上がりサイズにしてPDF保存時にトンボを追加
■02 ドキュメントのカラーモードを「CMYK」で作成する
新規ドキュメントで[カラーモード]で「CMYK」にする
ドキュメントのカラーモードを確認する
■03 [ドキュメントのラスタライズ効果設定]を指定する
[ラスタライズ効果]で「高解像度(300 ppi)」を選択を選択する
Illustrator CS6の[ドキュメントのラスタライズ効果設定]
■04 カラー設定をオンにしてモニタをカラーマネージメントする
カラー設定パネルで「プリプレス用 - 日本2」を選択する
■05 透明の分割・統合を設定する
編集メニューの[透明の分割・統合プリセット]で設定を開く
編集メニューの[透明の分割・統合プリセット]で設定をカスタマイズする
■06 塗り設定のみの直線は利用しない
[パスのオフセット]で塗り設定のみの直線
オブジェクトメニューから[パス—パスのオフセット]でオフセット値を指定
■07 フォントは埋め込み可能なフォントのみを指定する
PDFに埋め込めない「細明朝体」や「中ゴシック体」
ドキュメント内のテキストをアウトライン化する
■08 オーバープリントは指定しない
Illustratorでオーバープリントする方法
オーバープリント黒オブジェクトを白オブジェクトに変換する
■09 プロセスカラー印刷では特色は原則として使わない
スウォッチパネルから特色を作成する
スウォッチライブラリから特色を選択する
編集メニューの[カラー編集]でCMYKに変換する
■10 貼り込み画像はCMYK で貼り込む
PhotoshopでRGBをCMYKにする
画像の保存時はカラープロファイルを埋め込まない
■11 「Adobe PDF」保存でする[一般]設定
Illustratorから別名でPDFを保存する
[Adobe PDFを保存]で[Adobe PDFプリセット]と[互換性のある形式]を指定
■12 「Adobe PDF」保存でする[圧縮]設定
[Adobe PDFを保存]で画像を圧縮する
■13 「Adobe PDF」保存でする[トンボと裁ち落とし]設定
トリムマークでトンボを印刷する場合
PDF書き出し時にトンボを追加する場合
■14 「Azdobe PDF」保存でする[出力]設定
「プレス品質」出力パネルの[出力先]の設定
「PDF/X-1a:2001」を設定したときの出力バネル
■15 Adobe PDF」保存でする[詳細]設定
[プレス品質]詳細パネルのフォントの埋め込みの設定
[プレス品質]詳細パネルのオーバープリントと透明の設定
■16 「Adobe PDF」保存でする[セキュリティ]設定
[プレス品質]セキュリティパネルのセキュリティの設定
Illustrator CS6からオフセット印刷用PDFを書き出すために、是非手元においておきたい一冊です。作成時のポイントと書き出し時の設定を守れば、Illustrator CS6からの印刷用PDFの作成はけっして難しくありません。