日本百名山の大台ヶ原を知る人は多い。素晴らしい大自然の宝庫である。しかし、この山の萌芽期については誰がどのような経緯で開山したのかについて殆ど世間に知られていない。理由は確かな資料が発見できなかったのだ。
この本は、大台に傾倒した著者が長年の資料探索によって得た大変貴重な幻の資料を入手、二年の歳月を費やし完成出版したものである。山愛好家はもとより、一般人も教養として一読しておく価値があります。現に地元近郊の小・中学校では副読本として読まれております。今後二度と世にでることがない貴重本といえます。世に大台の本が多々存在するが、この本は単なる山ガイドではない。
注目は、若い開山行者が修行中、二頭の日本オオカミと心を通じ合うところが面白い。
第一部は行者の生涯を貴重な資料をもとに綴ったものです。
第二部は著者の登山日誌や遭難、日本オオカミ物語が盛り沢山で、大変興味深い読物となっている。
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