cyuusyoukigyou: jiko (bijinesu) (Japanese Edition)

本書では様々なリスクマネジメントについて事例を紹介したり、解決策を提示したりした。しかしこれはリスクマネジメントのみならず、理念経営を追求していく上で、必要なことである。従業員の幸せを追求するという理念経営があるにも関わらず、従業員の幸せを理解しているだろうか？一人一人幸せの形は違うのである。
お金の人もいるだろうし、仕事で成果を出したいという人もいる。家族を大切という人もいるし、趣味を楽しむためにお金を稼ぐという人もいる。どちらがいい悪いではなく、どちらも正しい。価値観を強制することは出来ないのである。しかし、従業員のことをよく知ることで、経営に活かせる部分も多い。従業員の将来の夢や過去やってきたことなどを聞いてみると、その人の本当にやりたいことや人生の目的が見つかり、仕事への取り組み方が変わったり、今の仕事より適性のあるものが見つかり、生産性が向上するのである。