中国は全世帯の1%の一族(約300万)が国富の45%(約180兆元)日本円にして約3,600兆円もの資産を所有する「逆T字型社会」である。垂直に伸びる直線の頂点に君臨するパワーエリートの腐敗が摘発され暴露された。
しかし「トラ退治」に乗り出した習近平・国家主席の一族も、巨額の蓄財をしている。そこには「役人になれば金がもうかる」という中国の政治腐敗文化が密接に関係している。令計画、周永康、薄煕来、徐才厚の「汚職四人組」に習近平の名もを加えるべきかもしれない。夏の北戴河会議で、江沢民元国家主席にまで、追及の手が及びそうだ。中国経済は下降線をたどっている中、習近平は党と自らの存亡をかけて、腐敗構造に大胆にメスを入れようとしている。腐敗闘争は政治闘争そのものである。上から下までずっぽり汚職に浸かった中国社会の政治闘争を解明した。習近平は毛沢東を目指しているが、文化大革命にも似た権力闘争に勝つか負けるか、勝負の時は迫っている。
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