この本では、FXで放置プレイをしながら利益を得る5種類の戦術を解説
しています。
放置プレイには3種類あります。
(1)イフダンOCO注文で完全に放置する
(2)成行注文した後に、OCO注文をして放置する
(3)1日数回のチャートチェック以外は放置する
これら3パターン、合計5種類の放置プレイが学べます。
ほったらかしで稼ぐと言えば、世間からはそれなりの反発があります。
「ほったらかしで稼ぐなんて、ふとどきな考えを持つ輩だ。真面目に働くこと
の尊さを冒涜している」
「放置プレイなんて、なめたことを言って。相場を甘くみている」
決して、楽して稼ぐわけではありません。
トレードはプロもアマチュアも関係なく過酷な競争を繰り広げている世界
です。そのような日々のトレードを効率化するために、妥協なき研鑽の積
み重ねが5種類の戦術として結実したのです。
堅実な資産運用に取り組む傍ら、トレードの効率化に真面目に取り組む
からこそ、純情派を名乗る由縁でもあるのです。
申し遅れました。
少々、自己紹介をさせてください。
私は普段は何の変哲もないサラリーマンをしています。
毎日、朝早く起床しては満員電車に揺られながら都内にオフィスを構える
会社に勤務しているのです。ご他聞に漏れず、月給は上がらず、将来の
見通しも明確なビジョンなどありません。
そんな最中に、知人がFXだけで生活していることを知り、その教えを乞う
ために知人宅まで押しかけていきました。そして、自信がついたところで
実際に運用を始めてみました。
しかし皮肉なことに、私が勤務時間中にトレードをしていることが会社に
ばれるまで長い時間はかかりませんでした。
勤務中に会社のパソコンからオーダーするとチャートが気になって仕方
ありません。ほどなくして、私の勤務態度がおかしいと上司や同僚に気
付かれてしまったのです。
退職を余儀なくされるところでしたが、始末書を書いて、事なきを得ました。
しかし、利益を出していたので、手応えは感じていました。
でも、FX一本でやっていくには会社を辞めることになるので、妻を説得
しなければいけないことも心理的に躊躇した原因でした。
今となっては、お話しするのも恥ずかしい限りですが、そもそもの原因は
私のトレード手法が専業トレーダーが使うものであったのが、仕事が手に
付かなくなった最大の理由です。
そこで、注文と同時にロスカットやリミットも同時に設定して放置する
トレードスタイルを模索するようになったのは、ある意味必然のことでした。
その結果、エッジのある5種類の売買戦術を確立することに成功したのです。
5種類の売買戦術が完成してからは、私のトレード生活も一変したのです。
何しろ、イフダンOCO注文でオーダーした後は、チャートは一切見ません。
または、成り行き注文後は、OCO注文でチャートから離れます。
手間をかける場合でも、1日数回のチャートチェックだけのトレードスタイルです。
まさしく放置プレイなのです。
ほったらかしなので、仕事とトレードの両立ができることになりました。
「専業トレーダーならまだしも、兼業トレーダーなんかに教えて欲しくないよ」
そう思っている人もいると思います。
しかし、私が考案した5種類の売買戦術を、FXの師匠とも言える知人に
意見を聞いたところ、お墨付きを貰うことができました。
そこで、かつての私のように兼業のために悩んでいるサラリーマンや
主婦の方々のために、その全てを明らかにすることを決意しました。
また、専業トレーダーの方でも、調子が悪い時や体調が優れないときに
は重宝する戦術です。
この本で、チャートを見続ける必要がない戦術を知ることで、トレードの幅
や選択肢を是非とも増やしてください。
《 目次 》
はじめに
放置プレイ1 定刻監視でほったらかす
放置プレイ2 ダウ理論でほったらかす
放置プレイ3 酒田五法でほったらかす
放置プレイ4 相場の盲点を突いてほったらかす
放置プレイ5 両建て・ナンピンで半分ほったらかす
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