sinnpurui-teteli-ehudepassibutousi: sanndannkaideyokuwakaru (zukaitukitousikaisetusho) (Japanese Edition)

この本は、景気の流れに沿って行う、ある程度ゆったりとした投資スタイルを解説しています。この本で解説する投資の対象は、個別の株式や投資信託ではありません。
それでは、投資の対象は何かと言うと、景気の流れともいえる『景気のモノサシ』そのものです。これを金融商品化したものをＥＴＦと言います。
この『景気のモノサシ』を投資に使います。
つまり、景気が悪い時にこれを安く買っておいて、景気が良くなった時に高く売ります。すると利益が手にできるわけですね。
このように景気の流れに沿って、資金を運用する投資のスタイルをパッシブ(受身の)投資と言います。昨今の日本語でいえば、草食系投資スタイルと言えるでしょうか。
　
　この本のテーマは「シンプル」です。内容のわかりやすさに重点を置きました。主に次の３段階で解説をしていきます。

ＨＯＰ…ＥＴＦの選び方
ＳＴＥＰ…売買タイミングの判断方法
ＪＵＭＰ…運用方法

　そして、せっかくのシンプルな投資法がわかりにくい解説では元も子もありませんので、解説・文章量もシンプルに徹しました。最大限不要な言葉を削除しつつ図解を多用し、視覚的に理解できるように構成してあります。
　そのため本書は、通常の本の半分程度のボリュームです。気楽な気持ちでも読み切れます。

　それでは、ＥＴＦを使った、パッシブ投資の世界をご案内しましょう。

目次
◆準備体操　基礎知識編
◇ＥＴＦってなに？
◇ＥＴＦは平均点
◇ＥＴＦを行うメリット
コラム　どうして損をするの？
◆ＨＯＰ！　　選ぼう
◇シンプルに選ぼう
◇コストで選ぼう
◇信託報酬と成績の関係性
◇アクティブ型投資信託　対　ＥＴＦ
◇どこで買えるの？
コラム　ゴーセーノゴビュー
◆ＳＴＥＰ！　買い時と売り時を理解しよう
◇どうやって利益を出すの？
◇景気はグルグル回る
◇指標をチェックしてみよう
◇情報は機械的に判断する
コラム　運用はマラソン
◆ＪＵＭＰ！　運用方法を考えてみる
◇ＥＴＦは長期運用が基本
◇ベアを組み入れて、運用の幅を広げる
◇資産形成としての運用
コラム　ニーサはやった方がいいの？
◆クールダウン　落ち着いて考えてみよう
◇お金って何者なのか？
◇投資の目的
◇こんな人は要注意
終わりに