宇宙戦艦ヤマト2199というアニメの登場人物にあって、敵側の重要人物の成り行きはあまり良くないケースが多い。良くて立場に変化が無いだけである。
そもそも、総統のアベルト・デスラーですらあまり立場は良くない。
そういう中で燦然と輝く躍進を見せた人物が1人だけいる。
銀河方面作戦(副)司令長官**グレムト・ゲール** 当初ただの1方面の司令官だったが、降格人事をはね除けて、3000隻の主力艦隊を指揮するまで上り詰める。揉み手を繰り返す彼に総統は「もういい」と言って通信を切るが、彼を下品な男は不要だと言って処分することは一切ない。
問題は、ゲールがなぜこれだけの躍進を遂げられたのかだ。ゲールよりも切れる人物はいくらでもいるのだが、それでもゲールの出世だけが突出している。なぜゲールは出世街道で唯一の成功者になれたのだろうか。
本書では、そのゲールの処世術を考察してみたい。それは読者の役にも立つはずである。
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