日本で初めて『シェイクスピア全集』を翻訳出版し、明治期の日本人にシェイクスピアを紹介した偉大な功労者坪内逍遥によるシェイクスピアとハムレットの入門講義です。初学者向けの入門講義でありながら、単に劇のあらすじの紹介にとどまらず、欧米におけるシェイクスピア受容史、シェイクスピア=ベーコン説から始まって、「ハムレットQ1」と「ハムレットQ2」との関係、「原ハムレット」の話まで、「ハムレットの常識」を網羅しつつ、わかりやすく語ります。
付録として、森鴎外のエッセイ『ハムレットと烏鶏国太子と』の現代語訳を併載しました。ハムレットの謎が深まるような鴎外の問いかけです。
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