「文字は美しく書きたい」と常日頃から願っていることです。
それは皆さんの心に美しい気持ちが溢れている証拠です。
皆さんの応援で、ここにようやく「ひらがな」の46文字全部が揃いました。
美しく書くためのヒントとして「ひらがな」の起源の漢字まで遡り、
それぞれの「ひらがな」になった経緯を、図解(全て国嶋悠人書)を交えてひもといて行けたらと思います。
「ひらがな」の元となった「草書(そうしょ)」をはじめ、
のちの世になって入って来た「楷書(かいしょ)」、「行書(ぎょうしょ)」もしっかりご覧いただきます。
「草書」から「ひらがな」になる過程で書かれていた「草仮名(そうがな)」もご覧いただきながら、漢字から「ひらがな」への変遷も良く分かるようになっています。
昔は「万葉仮名」といって、「ア[/a/]」の音だけでも、「安」、「阿」、「愛」、「悪」、「婀」、「鞅」、「英」、「吾」、「足」など、9種類の文字の「草書」「草仮名」などが使われていました。他の音も5種類から20種類くらいの漢字が使われていました。文字の可能性の拡張と収斂の繰り返しをしながら日本語は発展してきたわけです。古人の美的・芸術的センスの産物です。その万葉仮名の使用例もご覧いただきます。
それぞれの「ひらがな」の後半では書き方のポイントもご伝授いたします。
何度かご覧いただいて、脳裏に文字の形が映像として残ればしめたものです。
「国嶋悠人の書いた文字と違う」と感じた場合、それはまさしく脳裏に映像として焼付いている証拠ですからご安心下さい。
日本語は母音主体の美しい言葉です。母音主体の言葉は周りの人たちを仲間にしてしまう有りがたい魔力を持った言葉です。また先に出た古人の美的・芸術的センスは皆さんの中にも脈々と流れています。
皆さんの一言で周りは明るくなります。
手書きの一言メッセージを同僚のデスクに置いてみるなり、
ママ友にそっとお渡しになるなり、
ご近所のポストにお入れになるのはいかがでしょう。
パッと花が咲いたようになりますよぉ。
今回は46文字全部の集録になっていますが、
第1巻「あ行」は、「あ、い、う、え、お」の5文字
第2巻「か行」の「か、き、く、け、こ」の5文字、
第3巻「さ行」の「さ、し、す、せ、そ」の5文字、
第4巻「た行」の「た、ち、つ、て、と」の5文字、
第5巻「な行」の「な、に、ぬ、ね、の」の5文字、
第6巻「は行」の「は、ひ、ふ、へ、ほ」の5文字、
第7巻「ま行」の「ま、み、む、め、も」の5文字、
第8巻「や行」の「や、ゆ、よ」の3文字、
第9巻「ら行」の「ら、り、る、れ、ろ」の5文字、
第10巻「わ行 ん」の「わ、を、ん」の3文字
のようにそれぞれの行ごとに全10巻の発行も発行されていますので
全体は必要ない方は各行でお求めください。(各99円)
それぞれのページ数は、第8巻と第10巻を除いて、A4版で、各巻約50ページ前後になる予定です。
皆さん、ご健筆を。
国嶋悠人
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