“ファイティング柔術”を知っているだろうか?
日本古来の柔術が欧州へ渡り、 1987年に国際連盟が発足(ドイツ、イタリア、スウェーデンが中心となる)。国際ルールが整えられ、毎年、世界大会も開かれるようになった欧州発の競技である。
日本に本格的な上陸を果たしたのは、2001年の秋田ワールドゲームズ。15ヶ国72選手が参加した(日本人は二人参加したがメダル獲得ならず)。
現在、アジアではタイの政府(空軍)が普及を推し進め、さらに中東の柔術組織が協力した結果、アジア競技会の正式種目にも決まっている。
行われる競技は次の3種類。この本( 2016年度版10ページ)では、1 ファイティング部門に参加するために学ぶべきルールを紹介する。
1 ファイティング部門
打撃(直接打撃禁止)・投げ技・寝技(押さえ込み、締め、関節技)。
ポイント制。体重別の試合。
階級は次の通り。
女子/49キロ以下、55キロ以下、62キロ以下、70キロ以下、70キロ超
男子/56キロ以下、62キロ以下、69キロ以下、77キロ以下、85キロ以下、94キロ以下、94キロ超
2 デュオ部門(演武)
演武部門。主に護身をテーマとし、攻撃と防御に分かれ、攻防の正確さと美しさを競う。
審判による採点により勝敗が決まる。徒手の他に模擬的なナイフも使用。
3 寝技
柔道と同じ源流の格闘技だが、柔道と違うのは、相手を 引き込む寝技や絞め技、関節技が主体となっている。
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